1. クライアントの背景
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)のスペイン語学科では、オンラインコースにおける初学期のスペイン語学生のスピーキングおよびリスニングスキルを向上させる方法を模索していました。これらのコースでは、学生同士がスピーキング練習を行う時間が週に1時間しか設けられておらず、その時間では十分な練習ができませんでした。その結果、多くの学生が学期末までに必要なスピーキングスキルを習得できず、次のレベルに進むことが困難な状況が続いていました。
2. 課題
リアルタイムでのスピーキング練習が週に1時間しかないため、多くの学生が、自信を持って2学期目のスペイン語コースに進むために必要な口頭コミュニケーションスキルの習得に苦労していました。そこで、このプログラムでは、講師の負担を増やすことなく、また学生のスケジュールに支障をきたさない形で、充実した動的なスピーキング練習を取り入れるための解決策が求められていました。
3. 解決策

これらの課題を解決するため、UIUCはIMMERSEと提携し、従来の授業外で学生に革新的かつインタラクティブなスピーキング練習の機会を提供しました。2024年秋学期には、学生が以下のIMMERSEの主要な機能を活用したパイロットプログラムに参加しました:
- 講師主導のライブクラス:学生は、IMMERSEプラットフォーム内で毎週開催される少人数制のライブレッスンに参加しました。
- AI活用型練習:学生は、AIを活用した会話練習や発音練習に取り組み、流暢さと自信を高めました。
- 非同期型ホームワークの代替:実験グループは、従来のホームワーク2時間分をIMMERSEのアクティビティに置き換えたのに対し、対照グループは標準的なスペイン語101のカリキュラムを継続しました。
4. 結果と影響
このパイロット研究では、スペイン語101の4クラスに所属する60名の学生を対象に実施され、IMMERSEを使用した実験グループと使用しなかった対照グループに分けて行われました。初期結果では、IMMERSEのリアルタイムコミュニケーション重視のレッスンやAI活用型会話練習機能を利用した実験グループの学生に、以下のような大きな利点があることが明らかになりました:
- スピーキングの流暢さの向上:学期末には、実験グループの学生がスピーキングにおいてより自信を持ち、正確に話せるようになっていました。
- エンゲージメントの向上:IMMERSEのインタラクティブなアクティビティにより、学生は積極的に語学練習に取り組むようになりました。
- 学習成果の向上:IMMERSEを使用した学生は、最終口頭試験で対照グループよりも7.5%高い成績を収めました。
IMMERSEのダイナミックでリラックスした学習環境は、学生から高い評価を受けました:
- 「より効果的に学べたと実感し、授業への参加意欲も高まりました。以前のように混乱することはなくなり、授業中も積極的に参加できるようになり、いくつかの答えも自信を持って出せるようになりました。」
- 「リアルタイムクラスに参加する前に、発音や文の組み立てが練習できたのが役立ちました。」
- 「とても社交的で、他の学習者とのやり取りがたくさんできるのが気に入りました。」

5. 教訓とポイント
この提携により、IMMERSEのインタラクティブでテクノロジー主導のスピーキング練習をオンラインコースに統合することで、学生の成果を大幅に向上させる可能性が実証されました。従来の非同期型のホームワークをIMMERSEの実践的なスピーキング機能に置き換えることで、学生が実社会でのコミュニケーションにより適切に備えられるよう支援することができます。
6. IMMERSEで語学学習者のスピーキングスキルを向上
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